使うだけであなたの評価が下がる名刺
先日とある方から相談をいただきました。
今使っている名刺がいまいちしっくりこないので相談したい。都のことでした。
実際に使用中の名刺を拝見したところ
・趣味
・特技
・出身地
・出身校
・血液型
など、その方に関するプライベートな情報が満載の名刺でした。
ちまたには名刺コンサルタントと名乗っている人がチラホラと増えてきてはいますし
「名刺の作り方」と題したノウハウ本が出ています。
これらの本を参考にしながら名刺を作られたそうです。
そんな名刺でも役に立つ場合もあります。
例えば、個人を相手にした商品やサービスの場合です。
「親近感」が購入決定のキーポイントになるような場合には
プライベート情報満載でOkdesu。
残念ですが、今回のご相談者様は違います。
ビジネスマン向けであり、企業向けであり、事業主向けの商品やサービスを扱っている方です。
その名刺を見ただけでは「その人」についてはなんとなく分かっても
「何ができる人なのか?」がわからない名刺にでした。
こういう場合には名刺を見てもその人の商品に対して魅力を感じることはありませんので
むしろこの名刺を配ること自体がマイナスになってしまうのです。
プライベートな情報でさらに
記載されている情報の全てが平凡で
書く意味があるのか?自体が怪しいレベルであれば
書いてあるだけでマイナス情報だからです。
例えば、出身校に凄いと思われない大学を書いていたり
好きなお酒に、二流の酒を書いていたりしているのです。
名刺から
「私は勉強がそれほど得意ではないです。
生活も平凡です。
物事へのこだわりもたいしてありません」
と捉えられてもおかしくないわけです。
ここで考えておくべきは
「情報をコントロールする」
という視点です。
もしあなたが名刺やブログ、Facebook、ホームページなどに
詳しい自己紹介を載せてあったとしたら「その情報は本当に自分の目的にプラスになるか?」
を見直してみてください。
・どこの
・だれに
・なんのために
伝えたい情報なのか?
を考えることです。
価値観は人それぞれなので
どこの大学を出てようが
どんな酒が好きであろうが
自由なのですが、中途半端な情報であれば、それを出してしまったがために
ハイクラスな顧客からは相手にされなくなる。というリスクが発生するのです。
伝えたがために損するぐらいなら、わざわざ情報を出す意味はありません。
情報を出すときには
情報をコントロールする
という視点を忘れないようにご注意ください。